ASUSやIntel、Hewlett-Packard(HP)が低価格の低消費電力ノートPCというトレンドを追いかけているなか、Dellが手をこまねいているとは、あなたも思っていなかっただろう。報道によると、台湾企業のCompal ElectronicsはDellが近々、小型ノートPC市場に参入すると述べているという。Compalによると、同社はDell向けに月産20〜30万台のラインを準備しており、早ければ6月にも出荷を開始できるだろうという。
Dellの最高経営責任者(CEO)であり、その社名に自らの名を冠したMichael Dell氏が4月8日、「HP 2133 Mini-Note PC」に対抗して「われわれも同様のノートPCを投入する予定だ」と述べたことで、Compalの声明に信憑性が出てきた。しかし、6月のリリースということまで信用してはいけない。同氏は「引き続き注目しておいてほしい」と述べ、「われわれは今後半年の間に、その市場に興味深い製品を投入するつもりだ」と語ったのだ。
製品の詳細は現時点で明らかになっていないものの、この夏に発売されるとなると、Dellの小型ノートPCには、この夏に登場する製品での採用が期待されているIntelのAtomプロセッサが搭載されるということなのかもしれない(素晴らしいHP Mini-Noteに対する唯一かつ最大の不満は、パワー不足のVIA C7-Mプロセッサを搭載していることである)。Engadgetの記事によると、Dellの小型ノートPCは8.9インチのディスプレイを搭載し、499ドル以下で販売されるだろうという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス