次世代DVDの規格争いは最近終結したものの、まだその影響で動揺したりしているだろうか?
早期に購入した人にとって幸運なことではあるが、ショックを和らげるためのサービスを提供する小売業者が増えてきている。最初にBest Buy、続いてWal-Mart、そして今度はAmazonである。Amazonは、同社サイト上で購入された、すべてのHD DVDプレーヤーを対象に、50ドルのクレジット還元を現在提供中である。同サービスは2009年4月9日まで有効で、東芝がHD DVD事業からの撤退を表明した2月23日よりも前に購入されたHD DVDプレーヤーが対象となる。
Gizmodoは米国時間4月8日、Amazonの顧客に対して送付された電子メールを掲載した。その最も適切な箇所の抜粋は以下のようになっている:
「新たなテクノロジは、必ずしも当初の計画通りには進まない。Amazon.comでは、何よりも顧客との関係を重視しており、HD DVDプレーヤーの購入客に対して、Amazon.com上で販売されている全商品に適用可能な50ドルのクレジットを提供してサポートすることを願っている。(中略)また、Blu-ray Disc(BD)製品、HDTV、その他の高解像度テクノロジ対応製品のセレクションを、引き続き皆さまに提供していきたい」
これはきっと、あるテクノロジが時代遅れになってしまった場合に、既存の顧客との友好的な関係を保つ上でも最善の方法となるだろう。さらに、すでに無駄になってしまったお金を返金するよりも、もっと多くのお金を使うように促す、このクールなサービスに勝るものがあるだろうか?
Best Buyは、3月に同じようなプログラムの提供を開始しており、製造打ち切りが決定したHD DVD機の購入者に対して、50ドルをキャッシュバックしている。Wal-Martは4月8日、HD DVDプレーヤーの返品受け付け期間を、(購入後)90日から6カ月に延長する方針を明らかにした。
どの小売業者も、引き続きHD DVDプレーヤーおよび対応映画ディスクの販売を継続していることは、明記しておかねばならない。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス