Microsoftは「Xbox 360」ゲーム機の外付けHD DVDドライブの生産を終了する予定であるとAssociated Pressのリポートが報じている。
しかし、Microsoftは外付けHD DVDドライブの保証サポートは今後も提供し続けると発表した。
「HD DVDは消費者に高品位体験を提供するための複数の方法の1つであり、当社は今後も高品位の映画やテレビ番組をデジタルで家庭の居間に直接配信して楽しんでいただける選択肢を消費者に提供するとともに、消費者がすでに所有しているDVD映画を再生できるようにしていく」とMicrosoftのメディア・エンターテインメントグループ担当コーポレートバイスプレジデントであるBlair Westlake氏は声明で述べている。
現在、約130ドルで販売されているHD DVDドライブは、Blu-ray Discドライブを搭載したソニーのゲーム機「PLAYSTATION 3」(PS3)に対するMicrosoftの対抗策という位置づけだった。
Microsoftは、規格争いに敗れた高品位ディスク規格から離脱する一流ハイテク企業としては最も新しい例である。Microsoftは東芝、Intel、NECとともにHD DVD規格を支持する有力企業に名を連ねていた。東芝は先週、今後はHD DVDプレーヤーを生産しないと発表した。現在では、Wal-Mart Stores、Best Buy、そしてすべての主要映画制作会社がBlu-rayのみをサポートすると述べている。
Blu-rayの最大の提唱者であるソニーは、主としてPS3にBlu-ray Discの再生機能を搭載するという戦略のおかげでいまや高品位ビデオ規格の主導者になろうとしている。Microsoftが現在Xbox 360の外付けBlu-rayプレーヤーの生産を計画しているのかどうかは不明である。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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