NECとNECパーソナルプロダクツは1月11日、上肢障害者向けPC操作支援ソフトウェア「オペレートナビEX」において、Windows Vistaに対応した「オペレートナビEX Ver3.0」の販売を同日より開始すると発表した。
オペレートナビEXは、上肢障害などでキーボードやマウスの使用が困難な場合でも、タッチスイッチや呼気スイッチなど、障害状況に応じた入力スイッチを活用し、オンスクリーンキーボードでWindowsの各種アプリケーションソフトの操作を行うことを可能にする。
今回の新バージョンでは、Windows Vista Home Basicをはじめ、Windows Vista Home Premium、Windows Vista Business、Windows Vista Ultimateに対応した。これにより、最新のPC環境でさまざまなアプリケーションソフトが利用可能となる。
また、従来製品では一括設定だったオンスクリーンキーボードの色やフォントの種類、サイズのカスタマイズを可能とした。より見やすく使いやすいように、ユーザーの意向に応じることで利便性を向上した。
さらに、ユーザーが必要とするアプリケーションソフトの一連の動き(マクロの実行)を、直接入力スイッチに設定可能。オンスクリーンキーボードを介さず、スイッチのみでもマウスカーソルの操作や文字入力を可能とし、メールやインターネット、ワープロなどを利用できる。また、作成した文を読み上げる機能も備えた。
出荷開始日は1月25日で、価格は6万2790円。バージョンアップ版は1万395円となる。
NECおよびNECパーソナルプロダクツでは、今後もオペレートナビのほか、高齢者・視覚障害者向けの表示画面拡大ソフト「ZoomText Magnifier」など、PCのユーザビリティやアクセシビリティの向上をはかり、用途や目的に応じたより使いやすい環境を提供するとしている。
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