それはいつかは必ず起こるはずのことであったが、まさかこんなにすぐに起きるとは予想もしなかった。私は「ブラックフライデー」に、羽振りよくMacBookを買ったのだが、まだ手に入れてから1週間も経たないうちに、新たな改良モデルの発表が近づいているという噂が流れ始めた。
DigiTimesは現地時間12月4日、Kenmos TechnologyとTaiwan Nano Electro-Optical Technology(Nano-Op)という台湾メーカー2社が、AppleとDellにLEDバックライト付きディスプレイを供給する契約を結んだと伝えた。従来の蛍光管ではなく、LEDバックライトを用いる液晶ディスプレイは、より薄型で省電力になる。
まだ買ったばかりのMacBookで、夜遅くまでiMovieに熱中して、まるで彼女との新婚生活を楽しんでいるような気分だ。でも、その彼女がいっそうスリムになって、長く働いてくれるようになったら、などと今は思い描いている。いけない、ちょっと調子に乗って書き過ぎてしまった。再び話を戻そう。Appleは、伝えられるところでは、Nano-Opの13.3インチのLEDバックライトユニット(BLU)の動作確認を行い、すでにNano-Opは、Dell向けに12.1インチのBLUの出荷を開始した。(アップグレード版の「XPS M1210」用であろうか?)今回の報道を見る限り、多くの人が切望していた、Appleの12インチのノートPC復活は実現しそうにないが、現在の5ポンド(約2.27kg)の重量から1ポンド(約450g)ほど軽量化して、厚さも1インチ(約2.5cm)未満で収まるようになれば、13インチのMacBookは、超ポータブルとまではいかないものの、確かに携帯型ノートPCとなり得るだろう。MacBook Proは、2007年にLEDバックライトを搭載した。15インチのモデルは、驚異的なバッテリ寿命を誇り、重量もわずかに5.3ポンド(約2.4kg)である。
Nano-OpとKenmosは、2007年内または2008年第1四半期中に、BLUの出荷増を予測している。このタイミングは、ちょうど2008年1月15日に、Steve Jobs氏が自らステージ上で新しいMacBookを発表しそうな時期と重なっているかのようである。その時まで6週あるが、現在のところは、私にとって最高の仕上がりである今のMacBookを存分に楽しむとしよう。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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