ワコムは10月25日、プロフェッショナル・グラフィックス向け高性能液晶ペンタブレット「Cintiq (シンティック)」の追加ラインナップとして、12.1インチ型ワイドサイズの液晶ディスプレイを搭載した小型・軽量の「Cintiq 12WX(じゅうに・ダブリューエックス)」を11月16日より発売すると発表した。
同社ではCintiq 12WXの開発にあたり、ユーザーに対する調査を行い、サイズや利用分野、作業手順、作業環境などについて研究した。この結果を基に、Cintiq 12WXを従来モデル「Cintiq 21UX」ユーザーのセカンダリ液晶タブレット、ペンタブレットシステム「Intuos3」ユーザーの液晶タブレットへのエントリー用、デジタル・グラフィックス制作のエントリー用などとして訴求し、新規ユーザーから既存ユーザーまで、幅広い需要を狙うと説明する。
Cintiq 12WXは、Cintiq 21UXと比較して軽量、小型、薄型でありながらIntuos3の高度なタブレット機能を存分に利用できる点と、フラットな画面にペンで直接入力できるため、作業を直感的に違和感なく行える点が大きな特長。
画面両サイドにはファンクションキーを設置し、複数のディスプレイを使用して作業と描画を分けて作業する際の画面切り替えや、ショートカットをワンタッチで行える。これにより、作業スタイルに合わせた高度なマルチディスプレイ環境を作り出すことも可能だ。
また、W405×H270×D17mmのコンパクトな薄型設計のため、限られたスペースでの作業や外出先での作業でも、自由な姿勢で快適に使用できる。
全国家電・パソコン量販店や同社オンラインショップ「ワコムストア」などで販売する。価格はオープンだが、店頭想定価格は13万9800円の見込み。なお、ワコムストアでは同日より予約受付を開始する。
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