三洋電機は9月4日、くり返し使え、リサイクルできるという環境性能の高い「eneloop」ブランドに、充電式のカイロ、ポータブルウォーマー、バッテリーの3機種を発表した。9月21日から順次発売される。価格はすべてオープン。
【eneloop kairo】昨年12月に発売され、今回が第2弾となる充電式カイロ「eneloop kairo KIR-S2S」は、従来のホワイトに加え、ピンク、ブラックの3色展開になった。充電してくり返し500回使用できる。
温度調整は強弱の2段階切り替え式を採用したほか、電池残量を4段階で表示できる。前機種に比べ、充電時間を約5時間から3時間へ短縮、使用時間は弱モードで約6時間から7時間へと延長した。
カイロより大きいポータブルウォーマー「eneloop anka KIR-S4S」は、25cm×18.7cmで足温器やペット用のウォーマーとしても使用できるサイズだ。温度の上がり過ぎを防止するマイコン内蔵で、温度は強弱の2段階切り替えが可能。切タイマーも搭載する。JIS IPX4相当の生活防水仕様のため、アウトドアでも使える。
バッテリー「eneloop mobile boostar」は、単3eneloop充電池2本を利用する「KBC-E1S」とリチウムイオン電池を内蔵する「KBC-L2S」「KBC-L3S」の3機種を用意した。eneloop mobile boostarにUSBポートを備えることで、PCから充電でき、充電した電源を携帯電話やデジタルプレーヤー、ポータブルゲーム機などに出力できる。
E1Sは、同梱する単3eneloop充電池を電源として使用。eneloopを電源としてそのまま使用できるほか、USB経由で約70分の給電が行える。
専用リチウムイオン電池を2本内蔵し、約240分の給電性能を備えたL2Sは、USBのほかACアダプタからも充電できるハイブリッドタイプ。USBポートも2つ備え、同時に2つの機器へと充電が可能だ。
L3Sは、専用リチウムイオン電池を1本内蔵した小型、軽量タイプ。給電時間は約120分となり、充電、出力はともにUSBを利用する。
発表会会場では、eneloopブランド製品が展示されたほか、「eneloop friends」として、動力にeneloopを利用するタカラトミーの量産人型ロボット「i-SOBOT」や、eneloop1本で動作するウィルコムのW-SIM端末のプロトタイプなどのコラボレーション企画製品も並んだ。
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