エプソンは9月4日、ホームプロジェクター「dreamio」に、フルHD機の「EMP-TW2000」、DVD一体型の「EMP-TWD10」「EMP-DM1」の計3機種を発表した。
dreamioシリーズ最上位機種となるEMP-TW2000は、新世代パネル「D7」を採用したフルHD機種となる。従来の「D6」パネルに比べ、開口率を43%から52%へ、パネル駆動を10bitから12bitへと向上しているのが進化点だ。
このD7パネルを軸に、独自の黒再現技術「DEEPBLACK」テクノロジー、映像の明るさを1/60秒単位で認識し絞りを変更する「オートアイリス」の採用により、業界最高水準となるコントラスト比50000:1を実現した。
さらに対応機器と組み合わせることで忠実な色再現を行う「x.v.Color」の採用、従来のR(赤)、G(緑)、B(青)に加えC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)の6軸カラー調整など、色再現性能においても新機能が追加されている。
HDMI端子はVer.1.3を2系統装備。従来の「2-3プルダウン」とともに、映画のフィルム素材再生に向く「2-2プルダウン」機能も備える。
DVD一体型のEMP-TWD10、EMP-DM1は、昨年発売されたDVDプレーヤー&スピーカー一体型プロジェクター「EMP-TWD3」をベースに、ユーザーからの要望を取り入れブラッシュアップされた。
TWD10は720pのハイビジョンスペックになったほか、プロジェクター部を180度回転できる新設置方法を提案。視聴位置に対してスピーカーの向きを後方、前方と変えられるため、自然な再生音を提供する。
スピーカーには「ドルビーバーチャルスピーカー」モードを搭載したほか、爆発音や大きな音は抑えめに、セリフや小さな音は聞こえやすくした「ナイトモード」などを備える。
一方、より一層のコンパクト化を実現したDM1は、TWD3と比較し約50%の小型化を実現したコンパクトボディがポイント。本体にはハンドルを付け、専用収納ケースを付属するなど、ポータビリティ性を重視しており、重量も3.8kgと軽量だ。
TWD10、DM1ともにスクリーンセットモデルが用意されるほか、初回出荷合計2000台限定で天井投写キットが同梱される。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス