バンダイはキーチェーン型玩具「∞(無限)プチプチ」を9月22日に発売すると発表した。お菓子や壊れやすいものを包む緩衝材でおなじみの「プチプチ」をつぶした感覚がリアルに再現されたキーチェーン玩具版だ。
本体表面には8個の粒が並んでおり、指で押すと実際のプチプチ同様の感触が伝わってくると同時に、内蔵スピーカーから気泡をつぶした際の効果音が出力される仕組み。
6月の発表(参照記事)時に、2008年3月までに100万個を販売目標を立てたが、発売前からすでに数1000個の予約オーダーが入っているほどの好調ぶりという。都内で開かれた∞プチプチ披露パーティでは、「プチプチ」の商標登録を持つ川上産業の代表取締役である川上肇氏とバンダイの代表取締役社長である上野和典氏らが登壇。「企画はおもしろくても、最後まで商品に結びつかないこともあるが、完成してよかった。試作品を公開したおもちゃショーでも大変人気があり、人の心に響くパワーがある製品」(上野氏)と話した。
開発を担当したバンダイの高橋氏は、「発送の仕事で疲れたときにふとプチプチしてみたら、おもしろいと感じたのが開発のきっかけ。プチプチを押す感触をおもちゃにできないかと思い、川上産業側へ話しを持ちかけた」とエピソードを明かした。シリコン素材を用い、独自の二重構造ではじけるときの感覚を再現したという。
会場には、プチプチファンという「ちょっと!ちょっと、ちょっと!!」の掛け合いコントで知られる「ザ・たっち」が駆けつけ、社長らもまだ見たことのないという世界初の完成品を先駆けて楽しんだ。プチプチにはそれぞれつぶす楽しみ方があるが、「はじっこから空気を押し出すのもOK。爪を立ててプチプチ派でも、いつもと同じ感触で楽しめる」と、ザ・たっちの2人は大絶賛した。終始笑顔で楽しさをアピールし、「∞プチ、キモチよすぎて幽体離脱〜〜」とコントで締めくくった。
また、∞プチプチのキャンペーンソング「∞プチ」のライブも行われた。川上産業の社員らプチプチファンが集まるインディーズバンド「プチメタル」によるもの。「むーげんプチ どこでも一緒!」と頭から離れないフレーズが印象的。iTunesやYahoo!musicなど50以上のサイトで配信中という。
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