アップルは8月8日、日本国内でも新iMacの発売を開始した(米国発表記事参照)。ディスプレイと一体型であるiMacは、アルミニウムとガラスを用いてデザインを一新した。いずれのモデルにも先端部の厚みが8.4mmの超薄型のアルミニウム製「Apple Keyboard」が付属する。Apple Keyboard単体では6400円、ワイヤレスの同キーボードは8月下旬に出荷予定で価格は1万200円だ。
ラインアップは、2つの20インチモデルと24インチの3つのモデルが用意されており、価格は20インチモデルが15万9800円〜と、従来の20インチモデルと比べて3万円安くなった。24インチモデルは23万9800円と従来の同サイズモデルと比べて1万円安くなっている。米国と同じラインアップだ。
今回発表されたモデルには、同時発表されたマルチメディアアプリケーションソフト「iLife '08」がプリインストールされている。ストレージ1Gバイトから10Gバイト容量アップしたアップルのオンラインストレージサービス「.Mac」との連携も強化されており、写真や映像を手軽に「シェアして楽しむ」をコンセプトにしたものとなっている。
iLife '08は、特にiPhotoとiMovieが大きく進化した。中でもiMovieはアップルが「同じ名前を踏襲しているが、まったく新しく作り直したアプリケーション」と言うほどの自信作だ。素材の管理機能と、作品を作りたいときにドラッグしていくだけで作り上げられる手軽さが特徴だ。作った素材は、メニューから選択するだけでYouTube、.Mac、.Macウェブギャラリーに公開できる。
iPhotoは、取り込んだ写真を撮影日をもとに「イベント」別に自動振り分ける機能が付いた。そのイベントの上にマウスカーソルを合わせると、クリックしてその階層を開かなくても、そのイベント内に収められた写真をすべてプレビューできるほか、.Macにアップロードした状態でも、同様にブラウザ上でも同様のプレビューができる。アップル標準ブラウザのSafariはもちろんだが、WindowsのInternet ExplorerやFirefoxなどのブラウザでも同様の操作が可能だ。ほかにも、サムネイルの画像サイズ変更、表示方法なども独自のインターフェースで操作できる。サンプルのウェブギャラリーで体感してみるといいだろう。
iLife '08は、単体のアプリケーションソフトとしても9800円で発売している。ほか、表計算ソフト「Numbers(ナンバーズ)」を加えた「iWork」も発売した。価格は9800円。
アップルのウェブサイトではiWorkの30日間限定トライアル版を公開中だ。
このほか、Intel Core 2 Duoプロセッサを搭載しバージョンアップしたmac miniも登場している。価格は7万9800円〜。
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