「iPhone」のマルチタッチユーザーインターフェースについて、Appleにはまだ多くの計画があるのかもしれない。
Macsimum Newsが、Appleが最近申請した特許のうちの1件に注目した。それは、「マルチタッチジェスチャーディクショナリ」と呼ばれる技術に関するものだ。特許出願書類によると、連続したジェスチャーや「コード」に「アプリケーションを開く」などの特定の機能を割り当てる方法を中心とした技術である(編集部注:この「コード」は、「cord」ではなく、ギターのコードなどを意味する「chord」)。
iPhoneでは現在、指を上下左右にドラッグして、コンタクトリスト、音楽ファイルの一覧、電子メールなどをスクロールする操作する。ウェブページのズームインとズームアウトには、2本の指でつまむような動作と広げるような動作が必要になる。
特許申請書類には、ユーザーが好みの機能に割り当てられる追加ジェスチャーの説明がある。指1本または2本のジェスチャーでも、特定の方法で複数の指をタッチスクリーンに触れさせるコードでもよい。これは、iPhoneとゲーム「Guitar Hero」、そして、ドラッグ動作で「ドキュメントのスクロール」や「すべてのアプリケーションをフォアグラウンドに表示」するよう「MacBook」や「MacBook Pro」のトラックパッドを設定する方法を足したようなものだと思う。
CrunchGearが今週、Appleは新ノートPCを10月に発売する計画であると報じた。従来のMacBookやMacBook Proで実現されているよりもはるかに高度な、マルチタッチ入力によるジェスチャーが盛り込まれるという。このことから、特許申請書類で説明されている技術は、すでに実装が進んでいるのかもしれない。
しかし出願書類には、センサーの上に手をかざす、圧力センサーにより押す強さに応じて別の操作をする、ボイスコマンドを利用するなど、マルチタッチ以外の入力メソッドに関する記述もある。ただし、Appleによる他の特許申請と同様、特許申請書類で説明されている技術が必ずしも今後の製品に採用されるとは限らない。申請書類の内容は、Appleが今後の製品について検討している事柄のほんの一角に過ぎない。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力