長瀬産業(長瀬洋社長)は7月11日、液晶画面部分に発火の恐れがあるとし て、同社が販売したポータブルDVDプレーヤーなど、液晶パネルを搭載した製 品、約46万台を自主回収すると発表した。自主回収費用は140億円前後になる 見通し。
使用中に液晶画面のフレーム部分が高熱により変形したり、発煙する事例が あり、発火に至る可能性があるという。調査の結果、原因は液晶バックライト 用基板上の部品選定が不適切だったことや、はんだ付け不良によるものと判明。
回収対象商品は、03年6月以降に販売したポータブルDVDプレーヤー「axion」 シリーズの「AXN2548/2588/3539/3588/3589/3709/3808/4109/4709/4809/5109/5429/5709/5807/5909/6109/6608/6705/6709」、「ROSSINI」シリーズ「RPD7100/7700」、「AUDIOVOX D1708」と「INSIGNIA NS-7PDVDA」の計23モデルと、05年1月から06年9月に販売したDVDプレーヤー搭載の液晶テ レビ「axion AXN31005」、07年1月から販売したデジタル写真立て「axion AXN700PF」。
また、同社のポータブルDVDプレーヤー「axion AXN3808」をベースに、バン ダイビジュアルが販売した「シャア専用ポータブルDVDプレーヤー(BCHW-0001) 」も回収する。
問い合わせ先は、DVDプレーヤーお客様相談窓口。電話番号は0120-181-655で、土日祝日を除く9時-20時で受け付ける。ただし、8月26日までは土日祝日 も対応する。長瀬産業では、対象商品の回収確認後に、消費税込みで購入代金 の返金手続きを行う。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」