「Wii Sports」でゲームプレーヤーがソファーに座らず立ち上がるようになってから、「Wii」は健康指向のゲーマーの大きな注目を集めるようになった。Wiiリモコンのモーション検出機能は、各種ゲームのなかの振り回す、振り下ろす、回転させるといったさまざまな動きでプレーヤーを活動的にさせる。今回、任天堂は次の一歩を踏みだしてWiiをフィットネス機器に仕上げてきた。しかも、Wiiリモコンを使わずにだ。
任天堂は、米国時間7月11日の記者会見で「Wii Fit」を発表した。その名前が示すように、Wii FitはWii用のフィットネスゲームとなっている。Nintendo DSで「脳トレ」が頭の運動になったのと同じように、Wii FitはWiiを使って体の運動を行う。エアロビクスからバランスゲームまで、搭載されるゲームは40種類あり、体の健康維持を助けるようになっている。脳トレやWii Sports同様、Wii Fitもさまざまな運動データを記録およびトラッキングするため、時間の経過に伴う進歩状況を監視できる。
驚いたことに、Wii FitはWiiリモコンではなく、「Wii Balance Board」(WBB)という全く新しいコントローラを使う。WBBは床に敷き、WiiリモコンのようにWiiにワイヤレス接続して使うようになっている。ボード上に立てば体重やバランスも計測され、立ち方、寄りかかり方、体重の移動、あるいは体の移動までゲームがトラッキングする。ちょうどWiiリモコンと「Dance Dance Revolution」のパッドを組み合わせたような感じだ。
任天堂は発売日を発表していないが、Wii Fitはおそらく「Mario Kart Wii」など、任天堂のほかの主力ゲームの出荷が予定される2008年第1四半期までには店頭に並ぶものと思われる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力