ソニーは米国時間7月9日、60Gバイト版「PLAYSTATION 3(PS3)」を500ドルに値下げし、新しい80Gバイトモデルを600ドルで8月に投入すると発表して、E3の情報戦で先制攻撃を仕掛けてきた。しかし同社は、このほかに何を同ショーに向けてひそかに用意しているのだろうか?まだ少なくとも2つのうわさに対する答えが見えていない。
振動機能搭載SIXAXISコントローラ:ソニーは、80Gバイト版PS3に新しい振動機能搭載SIXAXISコントローラがバンドルされるとのうわさを既に否定している(もちろん、同社はPS3の値下げのうわさもつい先週まで否定していた)。しかし、ソニーがImmersionと和解したことから、振動機能搭載のPS3コントローラも不可能ではなくなった。
動画ダウンロードサービス:Xbox 360の「Video Marketplace」ではユーザーが映画やテレビ番組をダウンロードでき、そのなかには今のところAppleの「iTunes Store」よりはるかに高画質なHDコンテンツも多く含まれている。Newsweek(Kotaku経由)の報道によると、サービスの提供開始はまだ先になるが、同ショーではソニーのオンラインメディアストアに関する発表があるかもしれないという。Columbia、Tri-Star、MGMの映画やテレビ番組をはじめ、ソニーが膨大なコンテンツを保有していることを考慮すれば、このサービスの発表はタイミングだけの問題だ。
ゲーム関連では、注目すべき話題がいくつかある。E3では、「Lair」、「Heavenly Sword」、「Warhawk」、「Metal Gear Solid 4」、「The Agency」、および「Killzone 2」などの発表がある。また、同ゲーム機用に用意される「Second Life」ライクな「PlayStation Home」サービス関連の詳細が明かされることも確実だ。しかし、前述のゲームタイトル(もしくはまだ未発表のほかのタイトル)からPlayStationの栄光を復活させるPS3のキラーアプリが登場するかどうかは時間が経たなければ分からない。
ソニーは米国時間7月11日東部標準時午後2時30分/太平洋標準時午前11時30分(任天堂の直後)に記者会見を行う。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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