富士通フロンテックは4月20日、富士通研究所と共同開発したカラー電子ペー パーを採用した世界初のPDA(携帯情報端末)「FLEPia(フレッピア)」のサ ンプル販売を開始したと発表した。10月末から出荷を開始する。
12型の電子ペーパーを搭載したA4タイプ、8型のA5タイプをラインアップし た。2モデルともに768ドット×1024ドット(XGA)の解像度で、8色か4096色の カラー表示が可能。OSにはWindows CE5.0を搭載し、1回の充電で50時間使用で きる。
大型タッチパネルを備えており、コンテンツの指定、操作が簡単に行える。 また、上下左右、決定を指示できるスクロールボタンと6つのファンクション ボタンも装備する。外部インターフェイスには、IEEE802.11b/g規格の無線LAN、USB2.0対応のUSB mini-Bコネクタ、SDメモリカードスロットを搭載した。コン テンツ保護用に「128ビット AES」を利用したほか、16ケタのセキュリティパ スワードといったセキュリティ機能も盛り込んだ。
サイズはA4タイプが幅210×厚さ304×高さ12mm、重さは480g、A5タイプは幅 158×厚さ240×高さ12mm、320g。またステレオスピーカー内蔵し、ヘッドフォ ンコネクタ1基を装備する。
富士通フロンテックでは、A4、A5タイプともに企業向けに10台単位で販売す る。サンプル販売価格は10台でA4タイプが26万5000円、A5タイプは157万5000円。
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