岩田氏はまた、任天堂のソフトウェアを携帯電話ユーザー向けの同じような市場に拡大する可能性や、携帯電話市場が任天堂DSの脅威になっているとの見方を否定した。
同氏によると、日本には携帯電話ユーザーが9000万人ほどいるが、これらの携帯電話はアーキテクチャの枠を超えて連携しており、それぞれに異なるゲームソフトウェアが必要だという。
世界合計で約2000万人のオーナーがいるDSは世界全体のユーザーベースで携帯電話を大幅に下回るかもしれないが、そのソフトウェアプラットフォームは統一されている。
岩田氏は、「『モバイルのゲームがいずれ携帯型ゲーム機を喰ってしまうだろう』というお話は、恐らく5年以上も前からいろいろな方が予想として仰っておられたし、その方たちの予想がもし当たっているのであれば、今こんなことにはなっていないわけですよね」と述べ、「例えばDSは(現時点で日本で普及している)1650万台に対して16.5人に1人が買えばミリオンセラーなわけですよ」と語っている。
岩田氏はまた、「プレイステーション」の生みの親で、「ほかのプロジェクトに専念する」ため先週辞任したソニーの久夛良木健氏を任天堂に招き入れる可能性についても質問された。
「それはないんではないでしょうか」というのが岩田氏の回答だった。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」