Sony Computer Entertainment America(SCEA)が、ゲーム内のコミュニケーションを改善し、強化する「PLAYSTATION 3」(PS3)用の新しいアクセサリ製品を発表した。
この新デバイス「PLAYSTATION Eye」は、PS3のUSBポートに接続するマイク付きカメラで、これを利用すると、音声および映像チャットが可能になり、また、音声認識や写真認識技術を活用した新しいゲーム体験もできるようになる。SCEAは今回発表した周辺機器を、以前「PlayStation2」(PS2)用に販売した「EyeToy」カメラの進化版ととらえている。
今夏にリリースが予定されているEyeの価格詳細は、まだ明らかにされていない。
SCEAは、Eyeには多くの次世代機能を搭載しており、Eyeがサードパーティー製ゲーム用カメラやマイクを凌駕する製品になるだろうと喧伝している。解像度が320×240ピクセルでフレームレートが最大で秒間120フレーム表示なので、同デバイスは必ずしも高解像度ビデオカメラとは言えない。その代わり同デバイスには、微光下での撮影に適していたり、2種のズーム機能を用いてクローズアップ写真および全体像を撮影できたりといった、ゲームに特化した機能が備わっている。
カメラに取り付けられたマイクには、クリアな音声チャットを可能にするノイズキャンセルおよび音声認識技術が利用されているので、ヘッドセットを使用する必要はない。
さらにEyeには、「EyeCreate」と呼ばれるソフトウェアが同梱される。PS3ユーザーはこの基本的な写真および映像編集ツールを使って、写真や映像、音声コンテンツをゲーム機本体のハードドライブに保存し、視覚的なエフェクトを加えることができる。SCEAによれば、今後はEye技術を活用したゲームソフトやサービスが登場する予定だという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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