あるベンチャーキャピタリストが、噂のGoogle Phoneについて詳細情報を持っていると述べている。Polaris Venture PartnersのSimeon Simeonov氏が、自らのブログHighContrastに内部情報筋の話として掲載した。
Simeonov氏は「Googleは、複数のキャリアとディストリビューション関係を結んで、キャリア側のユーザー登録費用やマーケティン費用を抑えられるようにしようと考えているようだ。言い換えれば、Googleがオンラインで電話機のマーケティングをし、キャリアがそれを補完することになる。このようなパイプ式の分担がうまくいくか、見ものである」と述べている。
同氏は、GoogleとSamsungが「Switch」というコードネームの電話機を製作しているといううわさがあるとしており、ブログの記事にはリークされた電話機の写真だという画像も掲載されている。GoogleとSamsungは2007年1月、Samsung製の携帯電話にGoogle Search、Google Maps、Gmailのモバイル版をバンドルする提携を発表している。
Simeonov氏によるとGoogleは、携帯電話の技術とノウハウ獲得につながる企業買収を少なくとも3件は行っているという。同社は、ハンドヘルドデバイスメーカーDangerの設立者で、2005年8月にGoogleへ売却されたモバイル向けソフトウェアメーカーAndroidも創業したAndy Rubin氏を雇用している。同社はモバイル向けアプリケーション開発企業Reqwirelessも買収しており、Simeonov氏は「Googleでモバイル向けアプリケーションスイートの開発を担当してきたようだ」としている。同氏によると、GoogleはSkiaという企業も密かに買収しているという。Skiaの最初の製品は、ハンドヘルドデバイスで2Dグラフィックをレンダリングするポータブルグラフィックエンジンであったという。
Googleの携帯電話計画に関する噂は、ここ数年絶えず流れている。新しいところでは、The Observerが2006年末に、France Telecom Groupの携帯電話部門OrangeがGoogleと接触したという報道をしている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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