PLC+オーディオ=music tap--パイオニアがいち早く提案する新音楽生活

加納恵(編集部)2007年02月28日 20時55分

 パイオニアは、PLC技術を利用した業界初のスピーカーシステム「music tap」を発表した。発売は3月下旬より。価格はオープン。

 music tapとしてリリースされる製品は計4機種。PCやデジタルプレーヤーを接続し、各スピーカーへ送信するパワーラインサウンドシステム「XW-PSS01」、ラージスピーカー「XW-PSS01-L」、スモールスピーカー「XW-PSS02-S」のサウンドシステムとなる。

 各機種ともに、自宅の電源を利用してホームネットワークを構築するPLC規格に対応しており、電源プラグにコンセントにつなぐだけで、サウンドシステムに接続された音楽データを、別の部屋にあるスピーカーから聴くことができる。

 システムの中核をなすサウンドシステムXW-PSS01は、USB端子2系統、オーディオ端子2系統、miniジャック端子1系統と計5端子を搭載する。デジタルオーディオプレーヤーやPC、ミニコンポなど、あらゆる音楽再生機器と接続できるため、手持ちの音楽ライブラリをそのまま生かせることが特長だ。

 ネットワークスピーカーは、ステレオ再生が行えるラージタイプのXW-PSS01-Lとモノラル再生でモーションセンサーを内蔵したスモールのXW-PSS02-Sの2サイズをラインアップ。

 ベッドルームやパーソナルスペースにはラージを、トイレやキッチンにはスモールを、などと置き場所によって使い分けられる。

 ラージタイプにはカード型リモコンも付属しているため、サウンドステーション自体をリモコン操作することも可能。ただし、サウンドシステムやラージスピーカーには、曲名やアルバム名を表示するモニタ部を持たないので、大量に音楽データが入っている再生機器からの検索は頭出しに時間がかかるだろう。

 サウンドシステム、ラージスピーカー、スモールスピーカーの2点がセットとなったシステム販売のほか、各スピーカーの単品販売も行われる。増設用スピーカーは2台まで。初期設定されているスピーカーと合わせ、最大4台までの接続が可能だ。

  • music tap(システム、スピーカー2つのセット) 予想実勢価格:6万8000円
  • 増設用オプションスピーカーL 予想実勢価格:2万7000円
  • 増設用オプションスピーカーS 予想実勢価格:1万9000円
music tap 写真左から、パワーラインサウンドシステム XW-PSS01、中央、ネットワークスピーカーラージ XW-PSS01-L、右、ネットワークスピーカースモール XW-PSS02-S
iPod用コントロールドック iPod用コントロールドック IDK-01
 これらシステムとは別に、iPod専用のコントロールドックも同時に発売される。music tapに接続することで、家中どこでもiPod内の音楽リスニングが行えるようになるほか、OSD機能によって、テレビの画面とリモコンを利用してのiPod遠隔操作にも対応する。  ドック本体にはオーディオ出力、コンポジット、S映像など豊富な端子を備え、ミニコンポやホームシアターシステムなどとの連携も行える。
  • iPod用コントロールドック IDK-01 予想実勢価格:1万4000円
    対応iPod:iPod第3、4世代、iPod Photo、iPod Video
    iPod mini、iPod nano、iPod nano 第2世代機

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