キングソフトは2月1日、「キングソフトオフィス2007」の発売を開始した。Microsoft Office 2003バージョンのワード、エクセル、パワーポイントに、操作性やファイル互換性を最大限に近づけたという。
ワープロソフトの「Writer(ライター)」、表計算ソフトの「Spreadsheets(スプレッドシート)」、プレゼンテーションソフトの「Presentation(プレゼンテーション)」の3つで構成され、Officeのユーザーならば新たに学習することなく操作できるという。
今回発売される新製品は、2006年11月から無償公開したベータ版に対してユーザーから寄せられた意見や要望を取り入れ、500ヵ所以上の修正を行ったという。Windows Vistaにも対応した。
主な新機能は、文書を作成・閲覧しながら、その場で分からない単語の意味や関連情報を検索できるウェブ検索機能。文字列をドラッグして範囲指定し、右クリックメニューから「検索」メニューを選択することによって、ブラウザ上にキングソフトウェブ検索画面が呼び出され、検索結果が表示される。改めてブラウザを立ちあげる手間がいらず、作業効率が格段に向上するという。キングソフトオフィス上の検索ボックスから検索することも可能としている。
複数のシリアル番号に対応する認証機能も搭載し、さまざまな形での製品購入が可能となった。たとえばWriterのシリアル番号を購入していたユーザーが、Spreadsheetsのシリアルを追加購入した場合には、追加のインストール作業を行わずに、シリアル番号を入力しただけで表計算ソフトが使用できるようになる。また、シリアルの購入も、ソフト上のボタンをクリックするだけで販売ページにアクセスするなど、簡単に行えるよう配慮している。
キングソフトオフィス2007ダウンロード版は、2月1日から同社ウェブサイトにて販売開始。利用シーンを想定し、3ソフトを1つにまとめたスタンダードな「Kingsoft Office 2007 Standard」(4980円)と、ワープソフトと表計算ソフトを組合わせた「Kingsoft Office 2007 Personal」(3480円)のほか、3ソフトを単体でも販売する(それぞれ1980円)。3カ月は試用版として使用できる。
また、店頭購入のニーズに応えて、3月23日よりパッケージ版も発売する予定。こちらはStandardと、Presentation単体の2品目となる。
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