NTTドコモは1月16日、スタンダードモデル703iシリーズ8機種を中心に、2画面ディスプレイを持つD800iDS、ソニーの「BRAVIA」を冠したワンセグケータイSO903iTVの計10機種を発表した。発売は、1月26日予定のN703iDを皮切りに、2月を予定。SO903iTVのみ、6月という。実売価格は、703iシリーズが1万円台後半を見込む。D800iDSが2万円台後半、SO903iTVは3万円台としている。
703iシリーズの中で、もっとも注目を浴びたのが、折りたたみ式のW-CDMA端末で世界最薄11.4mmを実現したN703iμ(ミュー)とP703iμだ。ちなみに、最薄モデルに力を入れているソフトバンクモバイルの「707SC」は11.9mm。NとPは、厚みは同じだが、デザインや機能、重さなど異なる部分も多い。たとえば、N703iμは着うたフルに対応するほか、2Mバイトの大容量添付ファイルメールにも対応するが、P703iμは対応しない。
また、ストレートタイプの3Gケータイとして国内最薄モデルも同時発表された。厚さ9.9mmのD703iだ。
このほかに、風呂場やキッチンでの使用を想定した、防水ケータイF703iも登場。1mの水深に30分間放置しても大丈夫という。なお、F703iは703iシリーズで唯一Napstarに対応。着うたフルにも対応している。さらには、アロマシートと着せ替えパネルをセットにし、9種類の中から香りとカラーが選べるアロマケータイSO703iほか、アートディレクター/クリエイティブディレクターの佐藤可士和氏デザインのN703iD。新着メールの内容を分析し、サブディスプレイで45種類のアニメーションを表示するP703i。ハーフメタリックなデザインのSH703iと、これまでのドコモにはない多様なラインアップが登場した。
D800iDSは、折りたたみのケータイを開くと上下にディスプレイが搭載されている。下のディスプレイにはタッチパネルが搭載されており、画面上の十字キーなどを操作する。タッチパネルならではの文字入力で、手書き入力なども行える。
SO903iTVは、3インチ16:9のフルワイド液晶を搭載し、ソニーの「BRAVIA」ブランドを冠するワンセグ対応ケータイだ。発売は6月を予定と半年先で、発表会場でも展示されていたのは動作しないモックだった。番組は、microSDへの録画が可能で、録画した番組は1.3倍の早見再生も可能という。NTTドコモでは、普及モデルである703iシリーズを中心に、さまざまな特徴を持つ新ラインアップを投入することで、MNP競争の巻き返しを図りたい考えだ。
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