ハイテク製品を人にプレゼントするということは、実はあなたが考えているよりも難しいことかもしれない。
最新のメディアプレーヤー、ノートパソコン、携帯電話、ハイテクアクセサリなどを人に贈るときは、注意が必要だ。家庭での人間関係や過密スケジュールはただでさえストレスのもとになっているのに、プレゼントまでがストレスを引き起こすのではかなわない。
2006年末にプレゼントを渡す人ともらう人の双方がより楽しい時間を過ごせるよう、CNET News.comはGeek Squadにハイテク製品をプレゼントする際の注意点について話を聞いた。Geek Squadは、テレビに出てくる20世紀中頃のファッションを彷彿とさせるような格好で「邪悪なコンピュータの動きすべて」を撲滅するために働く、Best Buy傘下の技術サポート会社だ。
2006年末に向けて、Geek Squadが認めたおすすめ情報を紹介する:
- 突然のプレゼントで相手を喜ばせようと、メカが苦手な人に最先端のものを贈っても、21世紀の世界に無理矢理引きずり込まれた相手には、余計な労力やストレスがかかる可能性がある。この点は心得ておくべきである。テレビ生放送の一時停止やコマーシャル飛ばし機能を便利に使う人も多いだろうが、そのために必要なセットアップ作業が、使う人の頭を悩ませたり気持ちを苛立たせたりすることがある。おばあちゃんやメカ音痴のしゅうとにプレゼントするTiVoをラッピングする前に、そのことを心しておこう。それか、自分でセットアップをするための準備をしておこう。
- プレゼントを受け取る人がどのようなシステムを普段利用しているのか、あらかじめチェックしておくべきである。Geek Squadのニュージャージー州ステップフォード地区を担当するMatthew Dworkin氏によると、ハイテク機器をプレゼントされたは良いが、それを動かすのに必要なコンポーネントや周辺機器が不足しているということはよくあるという。たとえば、プレゼントとして人気のあるiPodだが、コンピュータと音楽などのファイルをやり取りするにはUSB 2.0による接続が必要になる。ここ2年以内に製造されたパソコンなら、そのほとんどがUSB 2.0を標準装備しているが、USB 2.0に対応しない古いパソコンだってまだ大量に存在する。Dworkin氏は「USBのバージョンが違うと、転送速度が40倍違う」という。
- プレゼントを受け取る人のライフスタイルを理解する必要がある。テレビをあまり見ない人に、Slingboxを贈るのはやめておこう。これがあなたにとって最高の必須アイテムだったとしても、受け取る人が同じように思うとは限らない。同じ理由で、受け取った人がプレゼントをどのように使うのかを考慮しよう。42インチのフラットパネルテレビをもらえると、たいていの人は喜ぶが、リビングに入りきらないのではそうとばかりも言っていられない。近過ぎる距離から見たのでは、高解像度テレビが台無しである。Panasonicのカスタマーストラテジー担当ディレクターLarry Toscana氏は「一番大きなテレビをプレゼントするのではなく、相手に一番合ったテレビをプレゼントして欲しい」という。