インテルなど、シニア向けサービスプラットフォームの策定を目指した実証実験を開始

インテルは12月7日、アミューズィングコーポレーションの協力を得て、シニア世代が、簡単に安心して利便性の高いサービスを享受できるよう、新たなシニア向けプラットフォームパソコンの開発に向けた実証実験を行うと発表した。

このプラットフォーム策定に向けての実証実験は、インテルがビットワレットおよびマイクロソフトの3社で推進する、スマートデジタルライフ推進プロジェクトの活動の一環として行うもの。FeliCa技術や、各種サービスに対応した高性能パソコンを活用することで、シニア世代の生活をより便利で豊かにするIT利用モデルを提案する。

 対象パソコンでは、カード番号などの個人情報を入力することなしに個人認証ができ、安心かつ簡単に決済できる。また、面倒なキー操作なしで、タッチパネルを使って簡単に入力することができるなど、操作性を高めることで、シニア世代がサービスを利用しやすい設計にしている。オンラインサービス提供サイトのレイアウトについても、複数のタッチパネルのレイアウトパターンを比較し、より良い使い勝手を模索していくなど、引き続き詳細な検証を行う予定だ。

 なお、本実証実験は、12月8日から2007年3月7日に実施される予定。対象者は40〜60代中心の世帯で、インターネットによるサービス利用に興味があるユーザーとしている。

 この実証実験を通じて、シニア世代にとってより使いやすい情報端末およびオンラインサービスに関する知見を得、シニア世代にも優しいハードウェアの製品化とサービスの商用化に向けた、推奨技術要件の策定などを行っていく。

 また、3社は同日都内で会見し、プロジェクトの中間報告を発表。非接触型ICカードを利用した電子マネー「Edy」の対応サイト数が2007年春までに当初予定の3倍以上に拡大する一方、決済利用数については前回目標を据え置くとした。

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