カリフォルニア州ロサンゼルス発--「Wii」を購入する順番待ちの列に米国時間11月17日の午前10時に一番乗りしたソングライターJonathan Mannさん(ハリウッド在住、24歳)は、19日午前0時過ぎにEB Games Universal CityWalk店のカウンターで任天堂Wiiの西海岸第1号機を手渡された。
先週末発売されたソニーの「PLAYSTATION 3(PS3)」と2005年にリリースされたMicrosoftの「Xbox 360」に続き、Wiiが米国で発売されたことで、次世代ゲーム機戦争の役者はこれですべて出そろった。
筆者にとっては、ここ3日間で2回目、ここ1年間で3回目の大きな発売イベントだった。筆者は、カリフォルニア州サンフランシスコで16日夜に行われたPS3の発売イベントにも立ち会い、2005年にやはりカリフォルニア州パームデールで行われたXboxの発売イベントにも立ち会っている。
これらのイベントの内容は、それぞれが大きく異なっていた。Microsoftはモハーベ砂漠に招待客だけを集め、連続30時間におよぶパーティーを開催した。PS3の発売は寒い路上となり、新しいゲーム機を転売して利益を得る目的の購入者が目立った。そして今週末に行われたWiiの発売は、多数の任天堂ファンの忠誠心を試すイベントとなった。
マリオ・ブラザースやスーパー・マリオ・ブラザースなど、多数の任天堂ゲームに登場する有名なキャラクターの衣装を着たMannさんは、「最初から任天堂の大ファンで、マリオが大好きだ。(こんなに早くから並んだのは)Wiiに非常に興奮しているからだ。これだけゲーム機に興奮したのはおそらくNintendo 64以来だろう。絶対1番に並びたかった」と語っている。
大好評を博したPS3は供給不足が大きく伝えられ、同ゲーム機を購入した幸運な人の多くがeBayで転売を試み、たいていの場合それに成功しているという話は数日前から各所で聞かれる。また、PS3を購入するために順番待ちしていた人の多くも、それが利益目的であることを隠さなかった。
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