LinksysとYahooは、Yahooのインターネット電話サービス用に設計されたコードレス電話機「Linksys Dual-Mode Cordless Phone for Yahoo Messenger with Voice(CIT310)」の販売で提携した。
同電話機を使用することにより、YahooのVoIPサービスを使ったPC間の無料通話が利用可能となる。またYahoo Phone OutアカウントやYahoo Phone Inアカウントを使った通話も可能だ。
付属のベースステーションを電話回線ケーブルに接続すると、通常の電話サービスも利用できる。電話機に装備されたボタンにより、通常の電話サービスとYahoo Messenger with Voiceサービスの切り替えが可能だ。
Cisco Systemsの1部門であるLinksysは、Skypeユーザー向けに「Linksys CIT200 Skype」と呼ばれる同様の電話機を開発した。
Yahoo版とSkype版のどちらも、「プレゼンス」情報の管理が可能だ。このプレゼンス機能により、ユーザーは、外出中、ビジー、オンラインといった現在の自分の状況を他のユーザーに知らせることができる。また、Yahoo Messengerの「仲間」のプレゼンスを見ることもできる。
Linksys CIT310の通話可能距離は、屋外が985フィート(約300m)で屋内が165フィート(約50m)。また、連続待受時間は100時間、連続通話時間は10時間だ。
Linksysの消費者向けビジネス担当シニアディレクター、Tarun Loomba氏によると、Yahoo用電話機に付いている機能の多くは、Skype用と似ているが、Yahoo版には新たに機能が追加されているという。例えば、電話機を使って気象情報を入手できる。またYahoo版では、Yahooのローカル検索サービスも利用可能だ。このサービスは通常、小売店やレストランといった地域のサービスや企業に関する情報を入手するのに利用される。
Loomba氏は、「Yahooは多くのサービスを提供している」とした上で、「そこで、われわれはどのサービスが電話用サービスとして適しているかを見極める必要があった。オプションやメニューのあまりの多さに消費者が困惑するという状況は避けたかった」と語った。
VoIP市場には、eBayのSkype、Time WarnerのAOL、Microsoft、Google、EarthLinkといった多くの企業が参入している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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