Microsoftは米国時間9月28日、「ロード・オブ・ザ・リング」や「キング・コング」などの作品を監督したPeter Jackson氏とともに、新たなビデオゲーム制作スタジオを設立する予定だと発表した。
Wingnut Interactiveと名付けられたこのスタジオは、Microsoft Game Studiosとその傘下の制作会社Bungieのジョイントパートナーシップという形で運営されていく。人気ゲームシリーズ「Halo」の新作を作ることが既に決まっているという。
Jackson氏とアカデミー脚色賞を受賞した脚本家のFran Walsh氏は、Haloの新タイトル制作に直接関わる。
これに加え、Microsoftの子会社でヒット作「Age of Empires」を制作したEnsemble Studiosも、「Halo Wars」という同シリーズの新作を作る予定だ。
さらに、Wingnut Interactiveはまったく新しいゲームタイトルの制作にも取りかかるとMicrosoftは述べているが、その詳細は明かされなかった。
こうした一連の情報は、スペインのバルセロナでMicrosoftが開催した「X06 Xbox」プレスイベントにおける発表の一環として公になった。
Xbox先進技術部門ディレクターのScott Henson氏によると、Haloの新作は、2007年に「Halo 3」がリリースされたあとに発表されることになるという。
Haloの新作に関するそのほかの情報については、Henson氏は硬く口を閉ざしている。ただ、Haloの新タイトルはいずれも「Xbox 360」にのみ対応するものになり、Sonyの「PlayStation 2」や「PLAYSTATION 3」、Xboxの初代機などは対象外とだけ話した。
Henson氏は、Wingnut Interactiveの拠点はニュージーランドに置くと述べたが、契約の諸条件は詳しく発表しなかった。
世界的に大人気となった「ロード・オブ・ザ・リング」3部作を共同制作し、創造的なストーリーを生み出すことでも知られているJackson氏およびWalsh氏の獲得が、Microsoftの大金星であることは間違いない。Microsoftは目下、SonyのPLAYSTATION 3や任天堂の「Wii」といった次世代ゲーム機とXboxの差別化に全力を注いでいる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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