KDDI、沖縄セルラーは、8月28日、auケータイの秋冬モデル12機種を発表した。9月上旬より順次発売する。先日発表された、最大1.8Mbpsの高速通信が可能になる新規格「EV-DO Rev.A」に対応したモデル(DRAPE、W47T)も登場した。
10月24日から始まる携帯電話番号ポータビリティ(MNP)に先駆けて、9月1日より「新規加入仮予約サービス」が始まる。MNPを意識し、例年にはない豊富なラインアップと新サービス(記事参照)をそろえ、さらに時期を前倒しての発表となった。
KDDIは、早くから「着うた」サービスを開始し、斬新なデザインの端末を送り出す「au design project」など、特に音楽とデザインに力を入れることで急速にシェアを伸ばしてきた。
今回のラインアップでは、「次のステージ」を目指したといい、音楽面ではヤマハと協力し、機種ごとに音質をチューニングすることで「ポータブルオーディオを凌駕するケータイに取り組んだ」(KDDI au商品企画本部長の井上正廣氏)と話す。これにより、音楽配信サービス「LISMO」やワンセグによるテレビ番組も、より原音に近い音で楽しめるとしている。また、ハイクオリティサウンドを活かすため、ソニー製の高品質ステレオイヤホンを付属した。
デザイン面では、日産自動車「Be-1」「PAO」などさまざまなデザインコンセプトを手掛けるウォーターデザインスコープの坂井直樹氏が、今回発表された「DRAPE」を含む全12モデルをトータルプロデュースした。
auの強みを強化することで、「一歩先をいき、(NMPにより)新しく来るお客さまにも安心して使ってもらえるようにした」(井上氏)とシェア拡大に期待を寄せる。目標シェアは、30%。
また、新たにCMキャラクターとして加わった速水もこみちさんが会場に駆けつけた。使用ケータイを聞かれた速水氏は「まだauじゃないんです。MNPでこれから変更してみたい」とコメントした。
今回発表された12モデルは下記のとおり。
「ワンセグ」や「EZチャンネルプラス」など最新サービスを2.6インチワイドQVGA液晶で楽しめるハイクオリティワンセグケータイ。
「EV-DO Rev.A」「テレビ電話」「デコレーションメール」に対応。音楽も映像も楽しめるコミュニケーションケータイ。
コンセプター坂井直樹氏による、アールデコ時代のモチーフを採用したデザインケータイ。「EV-DO Rev.A」「テレビ電話」にも対応。
「EZチャンネルプラス」「デコレーションメール」など最新サービスを2.6インチワイドQVGA液晶で楽しめる。おサイフケータイ対応。
4時間40分の連続ワンセグ視聴ができ、テレビ番組を外部メモリ(micro SD)に録画可能。デコレーションメールにも対応。
2.7インチフルワイドQVGA液晶搭載。12灯の白色LEDによる「あかり」で、光り方も変更可能。パネルの着せかえも楽しめる。おサイフケータイ対応。
2.6インチモバイルASV液晶搭載。センサーリングキーで音楽操作もスマートな音楽機能充実のおサイフケータイ。
液晶テレビAQUOSで使用されているASV液晶技術を応用した、2.6インチワイドモバイルASV液晶を搭載。1.2インチのサブ液晶にもモバイルASV液晶が使われている。覗き込みを防止するベールビュー液晶など、ディスプレイに定評のあるシャープならではの個性が光る。
「でか文字」「制限モード」をはじめ、使いやすさと安心にこだわった324万画素カメラなど充実機能搭載のフレンドリーケータイ。
ダイヤルキーを指でなぞって入力できる、「スムースタッチ」機能を搭載。暗証入力もセキュリティアップしたコンパクトケータイ。
15mmのスリムボディにLISMO対応や201万画素AFカメラなど充実機能を凝縮。WIN「最薄」のウルトラスリムケータイ。
薄さ16mmのボディに約50Mバイトの内蔵メモリと充実のセキュリティ機能を搭載。ビジネスにもプライベートにも役立つ「THE SLIM」ケータイ。
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