キヤノンは、有効画素数約1010万画素自社製CMOSセンサー(22.2×14.8mm:APS-Cサイズ)を搭載したエントリー向けの一眼レフデジタルカメラ「EOS Kiss Digital X(エックス)」を発表した。
軽量・小型のデジタル一眼レフとして人気の高いEOS Kiss Digital Nの後継モデルとなる。9月8日より発売する。市場想定価格は、ボディ本体が9万円前後。本体とEF-S18-55mmのレンズをセットにしたレンズキットが11万円前後。本体とEF-S18-55mm、EF55-200mmの2本のレンズをセットにしたダブルズームレンズキットが13万円強となる見込み。
EOS Kiss Digital Xは、有効画素数約1010万画素(Nでは約800万画素)となり、カメラ内部のゴミを自動で除去するセンサーを搭載するなど、センサーダスト対策が施された。具体的には、カメラ内部からのゴミを抑える素材を採用したほか、ゴミ付着の原因となる静電気を抑えるため、CMOSセンサー前面に位置する「ローパスフィルター」には耐電防止機構を搭載。さらに超音波でゴミを振るい落とす「セルフクリーニングセンサーユニット」を搭載した。付属のソフトウェア「Digital Photo Professional 2.2」を使ってゴミを目立たなくすることもできる。
なお、液晶モニターは2.5型(Nでは1.8型)、約23万画素(Nでは約11.5万画素)と大幅に見やすくなった。オートフォーカスは、中央F2.8対応の高精度9点測距AF。約3コマ/秒、約27枚の連続撮影(JPEG画像・ラージ/ファイン)が可能になった。
「カメラは、ユーザーの感性を引き出す道具。感性を磨き上げることが作り手の使命だ。EOS Kiss Digital Xは必ず“名機”と呼ばれると信じている」(キヤノン イメージコミュニケーション事業本部の事業本部長 岩下知徳氏)と意気込みを語った。
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