いまも世界のどこかで、毎秒2件のブログが新たに生まれているという。
ブログ検索サービスなどを提供するTechnoratiが行った最新の調査によると、ブロゴスフィア(ブロガーやブログで作り出されるコミュニティ)の規模はこの3年間、半年ごとに倍増するペースで成長しているという。これはつまり、世界中で1日あたり17万5000件の新しいブログが生まれていることになる。Technoratiがチェックするブログの数は2006年7月31日、5000万件に到達した。
Technoratiでは3カ月に1度、最高経営責任者(CEO)のDave Sifry氏自らが調査書「State of the Blogosphere」を発行している。Sifry氏は2002年よりブロゴスフィアを追跡しているが、今四半期の成長率には同氏も驚いたという。
「ちょうど3年前の100倍の規模に膨れ上がった」とSifry氏はブログに記している。
6月の時点で、英語がブロガーの間でもっとも良く使われる言語(39%)となっている。これに第2位が日本語(31%)、第3位が中国語(12%)と続く。英語を使用するブロガーが、エントリをもっとも良く投稿する時間は、太平洋標準時午前10時から午後2時で、次のピークは同午後5時となる。
Technoratiの統計によると、1日あたりの平均投稿数は160万件にものぼるという。これは、1秒あたりになおすと18.6件となる。ブロゴスフィアはまた、大きな事件が発生すると投稿数が急増するという特性を備えていることから、デジタル世界のバロメーターともいえる。たとえば、イスラエルとヒズボラが交戦状態に入ったとき、1日の平均投稿数は最高250万件に増えたという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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