シリコンバレーのあるリクルーターが2006年5月末、GameSpotに対して、Appleが秘密裏にゲーム部門を設立中であるようだと語った。関係者筋によれば、LucasArtsで技術ディレクターを務めていたMike Lampell氏が、iTunes部門内部であるグループのリーダーとなり「『ゲーム分野での経験を持つ』C/C++プログラマー」を探しているところだという。
そして、米国時間7月18日、今後の「iPod」がゲーム機能を搭載することを示唆する証拠がさらに浮上してきた。その証拠は、調査会社American Technology Research(ATR)がグラフィックチップメーカーNvidiaを「中立」から「買い」に格上げしたニュースに基づいている。
問題はその格上げの理由だ。
ATRのアナリストSatya Chillara氏はEE Timesに対して、現行世代のビデオiPodに内蔵されているGPU(グラフィックプロセッサ)のメーカーについて、「われわれは、独自の分析に基づき、Broadcomのチップに代えてNvidiaのチップが次世代ビデオiPodに採用されると確信している」と述べるとともに、「われわれは、Nvidiaのチップが、現行のビデオiPodにおいてBroadcomのチップによって実現されているすべての機能に加えて、3Dグラフィック機能を搭載することになると確信している」と述べている。
Nvidiaの3D GPUには、既存のビデオ再生機能に加えて、明らかな応用分野がある。それはゲームだ。ただし、Appleは現行のiPodに搭載されている原始的なゲームを超えるものを搭載したiPodについて公式に発表したわけではないということを強調しておく必要がある。iPodへのNvidiaチップの搭載についてAppleにコメントを求めたが、記事の締め切りまでに回答を得ることはできなかった。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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