ソニーはランダムアクセスメディアでのハイビジョン記録・再生を可能にするデジタルビデオカメラ規格「AVCHD」に基づいた、デジタルハイビジョンビデオカメラを2機種発表した。
DVテープを用いたハイビジョン記録フォーマットHDV規格に比べ、高圧縮を誇るMPEG-4 AVC/H.264に対応しているため、記録メディアの容量を抑えながらハイビジョン画質記録が行える。
今回発表されたのは、記録メディアに30GバイトHDDを採用した「HDR-SR1」と8cmDVDを採用した「HDR-UX1」の2モデルとなる。 これにより、ソニーは既発売のHDV方式ハイビジョンカメラ「HDR-HC3」と合わせ、DVテープ、DVD、HDDと3メディアにおいてハイビジョン録画・再生をサポートする。
HDR-UX1では、8cmDVD±R、DVD±RWの録再に対応しているほか、片面2層記録が行えるDVD+R DL録再までを実現。これにより、最高画質となるHQ+モードでも最大約27分の録画が行える。
一方、記録メディアにHDDを採用したHDR-SR1では、30GバイトのHDDにXPモードで最大約4時間の録画が可能。さらに同梱の専用ソフト「Picture Motion Browser」を利用すれば、パソコンにUSB接続することで、ハイビジョン撮影した映像を12cmDVDにAVCHD方式のままコピーできる。
本体にはHDMI端子も1系統備えており、HDMI端子搭載の薄型テレビと接続すれば、ハイビジョンの高画質を劣化させることなく出力できる。
録画メディアにDVDを採用したAVCHD対応の「ハンディカム HDR-UX1」は9月10日発売(左)。実勢価格は17万円前後。HDDを採用したAVCHD対応の「ハンディカム HDR-SR1」は10月10日発売。実勢価格は18万円前後(右) |
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