松下電器とソニーは7月13日、HDデジタルビデオカメラ規格「AVCHD」の仕様拡張およびライセンスを開始したと発表した。
この規格は、松下とソニーが本年5月11日に基本仕様策定を発表したもので、解像度の高いHD(デジタルハイディフィニション)映像の記録、再生を可能にするためのもの。今回の仕様拡張により、これまで8cmDVDメディアのみであった対象記録メディアに、SDメモリーカードとメモリースティック、HDDを追加し、「AVCHD規格(Ver1.0)」として新たに仕様を策定した。
ライセンスにおいては、従来のビデオカメラ用ライセンスプログラムに加え、再生機器用およびパソコンソフトウェア用のライセンスプログラムも用意した。これによってAVCHD規格の再生環境を拡大し、記録した映像をさまざまな機器で再生、編集することが可能になる。
なお、AVCHD規格にはアドビ システムズ、キヤノン、サイバーリンク、インタービデオ、Nero、パイオニア、サムスン電子、シャープ、米ソニック・ソルーションズ、ユーリードシステムズが賛同しており、今後もライセンスプログラムを通じて家庭用HDビデオカメラ市場の拡大を推進するとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス