ソニーは6月27日、HDDの代わりに16Gバイトのフラッシュメモリを搭載したモバイルPC「VAIO type U」2機種を、7月3日よりVAIOオーナーメードモデルとして受注開始すると発表した。
VAIO type Uは、約520gの軽量ボディーに4.5型ワイドのタッチパネル液晶を搭載した、文庫本サイズのモバイルPCだ。液晶部分を押し上げるとQWERTY配列キーボードが現れるスライド式デザインや、立った状態でも使える「モバイルグリップ・スタイル」を採用する。
従来のラインアップは店頭販売の標準仕様モデル「VGN-UX50」と、VAIOオーナーメードモデル「VGN-UX90PS」「VGN-UX90S」の計3機種。記憶媒体としてVGN-UX50が30GバイトのHDDを搭載、VAIOオーナーメードモデルでは20Gバイトと30Gバイトから選択が可能だった。今回、HDDの代わりに16Gバイトのフラッシュメモリを搭載した「ゼロスピンドル」モデルが加わることになる。
ゼロスピンドルモデルはHDDのように磁気ヘッドの動作時間がないため、アプリケーションの起動やファイル検索などが約3〜6倍も高速になるという。さらに、本体重量は約492gまでの軽量化を実現、標準バッテリーパック(S)で約3.5時間だったスタミナも約4時間まで延長されている。衝撃に強くなったほか、地上デジタル放送の携帯・移動体向けサービス「ワンセグ」チューナーを搭載したのも大きな特徴だ。
本体カラーはブラックで、キーボードのバックライトには淡いブルーを採用。型名については従来と同じくVGN-UX90PSおよびVGN-UX90Sとなっており、「ハードディスクモデル」とゼロスピンドルモデルという名称によって区別される。販売価格は20万9800円〜を予定。なお、先行予約販売開始時の混乱を避けるため、27日から6月29日17時までエントリー受付を実施している。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力