Apple Computerは6月26日、来る8月7日(米国時間)から5日間にわたって開催される「Worldwide Developers Conference(WWDC)2006」の概要を発表した。
WWDCは毎年恒例の開発者向けイベントだが、今年はCEOのSteve Jobs氏らが基調講演のなかで次期OSとなる「Mac OS X 10.5」(開発コード名:「Leopard」)のプレビューを行うという。なお、現行のMac OS X 10.4(「Tiger」)は、2004年6月のWWDCで先行公開され、2005年4月末に製品が発売されていた。
2005年6月のWWDCでIntelプロセッサの採用を発表したAppleは、その後当初の予定を上回るペースでプロセッサの切り替えを進めてきており、今年1月のMacBook ProおよびiMacを皮切りに、すでにMac miniや新たに投入したMacBookにもIntelプロセッサを採用している。また、今年4月上旬にはIntel MacでWindows XPを利用可能にするためのソフトウェア「Boot Camp」をリリースしたが、その際には次期OS「Leopard」へのBoot Camp搭載を表明していた。
そのほか、6月初めにサードパーティのParallelsからMac用仮想化ソフト「Parallels Desktop for Mac」の正式版が発表されると、Appleでは自社サイト内に同製品を紹介するページを設けるなどして、WindowsとMac OS Xの両プラットフォームに対応できる唯一のパソコンである点を強調しながら、次期OS「Windows Vista」の発売が遅れるWindows陣営からのユーザーの乗り換えを促そうとしてきている。
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