東芝は次世代DVD、HD DVDを内蔵したデジタルレコーダー「RD-A1」を7月14日より発売する。
HD DVD関連商品の発売は、今年3月のHD DVDプレーヤー「HD-XA1」の発表に続き2度目となる。
RD-A1は、世界初のHD DVD-R、HD DVD-R DL(2層)録再ドライブを搭載した次世代レコーダーだ。記録容量が4.7GバイトであるDVDに比べ、1層式で15Gバイト、2層式で30Gバイトの大容量記録を行えるのが特徴である。そのため、DVDには収録できなかった、ハイビジョンコンテンツを最大約230分(2層式)まで保存が可能だ。
本体高さ159mmという厚みとアルミ削りだし支柱の採用など贅沢な作りだ |
またプレーヤーとしても、HDMI端子接続による1080p出力に対応しており、従来のDVDビデオソフトも1080p画質へとアップコンバートして見られるなど、ハイビジョンコンテンツの再生にこだわった仕様となっている。
もちろんHD DVDソフトの特長であるポップアップメニューや画面内に子画面を表示できるP in P、さらにドルビーデジタルプラス、ドルビーTrue HD、DTS-HDといった次世代サラウンドフォーマットまで網羅したサラウンド再生など、既発売のHD DVDプレーヤー「HD-XA1」の高機能はそのまま踏襲された。
HDD部には現行レコーダーとしては最大となる1TバイトHDDを内蔵し、ハイビジョン番組を最大約130時間の録画に対応する。同社ハイビジョンレコーダー「VARDIA」シリーズ同様に、DVDはDVD-RAM、-RW、-R、-R DL録再まで行えるマルチドライブを搭載した。
発表会冒頭には、3月に行われたHD DVDプレーヤー発表会に続きデジタルメディアネットワーク社 社長藤井美英氏が挨拶を行った |
筐体には、1mmの鋼鈑で構成する2層構造の採用に加え、四隅にアルミ削りだしの支柱を据えるなど、高音質再生のために新たに設計。
また、超高速、高分解能に優れた297MHz/14bitビデオエンコーダーをはじめ、高級オーディオ機器に使用されている高品位パーツも多数採用されている。
搭載チューナーは、地上、BS、110度CSデジタルを各1系統、地上アナログを1系統を内蔵。入出力端子はビデオ出力3系統、入力2系統のほか、HDMI端子1系統、i.LINK(TS)2系統、スカパー!連動端子、DV入力1系統とフル装備だ。
同社では世界初のHD DVDレコーダーとなるが、「ハイビジョン映像を、もっと見よう! もっと録ろう! もっと残そう! という製品コンセプトを受け、本質をつく意味をこめて“HD DVD搭載ハードディスクレコーダー”とした」(執行役上席常務 デジタルネットワーク社社長 藤井美英氏)との言葉通り、複数のメディアでハイビジョン映像を録画できることを強調。ハイビジョン時代における映像ライフを録画の面から推進していく姿勢を示した。
7月より発売される「RD-A1」。価格は39万8000円となる |
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