Googleが米国時間6月6日、ウェブベースの表計算プログラムを公開する予定だ。同社のプロダクトマネージャーが5日に明らかにしたところによると、これを利用すると、複数のユーザーが同一のデータを同時に参照したり、編集したりすることができるほか、ドキュメント内でチャットをすることも可能だという。
2006年3月にウェブベースのワードプロセッサWritelyを買収した。同社はこの技術を擁して、Microsoftがデスクトップ市場を独占するうえで足がかりとしたドキュメントソフトを、ウェブベースのサービスとして提供する予定だ。Microsoftは「Windows Live」や「Office Live」などのウェブサービスに力を入れることで、こうした動きに応酬しようとしている。
6日にGoogle Labsで公開される「Google Spreadsheets」は、Microsoft Excelのファイル保存形式である「.xls」や「.csv」ファイルのインポートやエクスポートをサポートすると、Google SpreadsheetsのプロダクトマネージャーJonathan Rochelle氏は述べる。
同サービスは、データを自動的に保存する機能を備えており、一度保存されたドキュメントは変更される都度保存されるという。セル間のデータの移動や、行や列の挿入や削除が簡単に行えるほか、複数のシートやタブをサポートすると同氏は述べる。
サービスを利用するには、Googleアカウントが必要だ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス