ボーダフォンは5月18日、2006年夏商戦向けとしてワンセグ対応モデルを含む3G携帯電話4機種、PDC方式の携帯電話2機種、さらにプリペイドサービス専用のPDC方式端末1機種を発売すると発表した。
3G携帯電話の新機種は、ワンセグに対応したシャープ製の「Vodafone 905SH」、東芝製の「Vodafone 705T」、シャープ製の「Vodafone 705SH SLIMIA(スリミア)」、ノキア製の「Vodafone 804NK/Nokia N71」という4種類のラインアップとなっている。
Vodafone 905SHは、業界最長となる約4時間のワンセグ連続視聴を実現したシャープ製端末だ。地上アナログテレビチューナーも搭載しており、これを利用してFMラジオを聴くことも可能だ。ディスプレイには、2.6インチの「モバイルASV液晶」を採用。上下左右160度の広視野角、色鮮やかな6色カラーフィルター、画面を見やすく自動調節する明るさセンサーなど液晶テレビで培われた技術を応用し、「AQUOS ケータイ」という愛称にふさわしい仕上がりとなっている。
また、本体を開いた状態で液晶画面を横方向に90度回転できる「サイクロイドスタイル」も特徴といえる。そのほか業界初の機能として、メモリーカードへのワンセグ録画、電子番組表アプリからの予約録画、テレビを見ながらメール送受信や音声通話もできる。カラーはブラック、ホワイト、アクアマリンの3種類で、発売日は5月27日。価格はオープン価格だ。
東芝製のVodafone 705Tは、本体を閉じたまま音楽プレイヤー操作ができる「ミュージックコンソール」や「ステレオツインスピーカー」を搭載。大容量バッテリーの採用により、8時間の連続音楽再生を実現している。カラーはスプラッシュピンク、ラッスルグリーン、アーバンブラックの3種類で、スプラッシュピンクにはファッションブランド「STNY by Samantha Thavasa」がプロデュースした壁紙やメニュー画面、メール送受信アニメなどがプリインストールされている。ディスプレイは、メインが2.0インチのアモルファスシリコン液晶、サブが1.3インチのモノクロ液晶で、カメラは131万画素のCMOSだ。「Vodafone live! BB」「電子コミック」「Vodafone live! CAST」「デルモジ表示」など各種3Gサービスにも対応する。なお、発売時期は6月上旬以降が予定されている。
Vodafone 705SH SLIMIAは、折りたたんだ状態で厚さ約17mmというスリムボディーに、2.2インチの「モバイルASV液晶」やmicroSDメモリカードスロットを備えたシャープ製端末。約103gの軽量設計や、ボタンの突起をなくしたフラットなステンレス製シートキーの採用もポイントだ。カメラ部分は、メインが接写機能に対応した200万画素CMOS、サブが11万画素のCMOS。使用者を顔の特徴で認証する「顔認証機能」への対応など、セキュリティも強化されている。サービス面では、「Vodafone live! CAST」やBluetooth通信を利用した「ちかチャット」、近距離通信ゲーム「ちかゲーム」、「Vodafone Address Book」などに対応。カラーはシャンパンゴールド、ロイヤルブラック、シルキーピンクの3種類で、発売時期は6月中旬以降を予定している。
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