ソニーは5月16日、地上デジタルテレビ放送に対応したPC向けの小型チューナーモジュール「BTD-VK45XZ」「BTD-VK46XZ」を商品化、2006年5月下旬よりサンプル出荷を開始すると発表した。
今回発表されたのは、同社従来品との体積比が約8分の1となる高さ6mm×幅47mm×奥行き24.5mmのコンパクト設計を実現した、地上デジタルテレビ放送対応の小型チューナーモジュールだ。小型でありながら-77dBmという受信感度を維持しており、トラッキング・バンドパスフィルタにより優れた耐妨害特性も備えている。
また、復調部/チューナー部をそれぞれ専用の層構造とした多層ビルドアップ基板を採用しており、トランスポートストリーム信号出力からチューナー部に対する回り込みノイズの干渉も防げるという。なお、このモジュールは6月発売予定のノートPC「VAIO type A VGN-AR90PS/AR90S」にも採用されている。
受信周波数は90〜770MHzで、VHF/UHFが1〜62ch、CATVがC13〜C63ch。電源電圧は5V、3.3V、1.5Vとなっており、消費電力は1.3Wとなっている。なお、BTD-VK45XZはパラレル信号出力、BTD-VK46XZはシリアル信号出力だ。サンプル価格については税込1万500円の予定だ。
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