Legoは米国時間5月1日、同社のプログラム可能なロボット製品ライン「Mindstorms NXT」のマイクロプロセッサ用ファームウェアをオープンソース化する計画を明らかにした。
同社はこのオープンソース化の取り組みの一環として、ほかにもソフトウェアやハードウェア、Bluetooth開発キットをリリースする予定だ。これらのファームウェアや開発者用キットは、Mindstorms NXTが一般に入手可能となる8月までに公開されるはずだ。
Mindstormsのファンは何カ月も前から、招待者限定の開発者プログラムに参加してきた。このプログラムの狙いは、ファンがMindstormsについての書籍を執筆したり、対応する新しいソフトウェア開発や設計を行えるようにすることにあった。ただし、参加者は秘密保持契約を結んでいたため、情報を明らかにしてこなかった。
ところが、この状況が変わりつつある。現在、開発者プログラムの参加者らは自分のプロジェクトについて自由に話せるようになっている。また、この成果の多くがまもなくMindstormsのウェブサイトに登場するはずだ。
このソフトウェア開発キットには、NXT用のドライバインターフェースに関する仕様や新しいアプリケーションプログラミング環境の構築に必要とされるすべてのツール類が含まれている。
同じように、ハードウェア開発キットにはNXT用6線デジタルコネクターシステムの計画も含まれる。これは、NXTのモーターやプログラム可能なシステムと互換性を持つサードパーティ製センサーをユーザーがつくれるようにするものだ。
さらに、Bluetooth開発キットには、NXTマイクロプロセッサに組み込まれたBluetoothプロトコルの詳細情報が含まれる。これにより、ユーザーはどんなBluetooth端末でもMindstorms NXTロボットと情報をやりとりできるようなプログラムを設計することが可能になる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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