任天堂が発表した次世代ゲーム機の正式名である「Wii」。この名称に対して、ファンからは歓迎というより疑問の声が出ている。同社が米国時間4月27日に正式名を発表するまで、同ゲーム機は「Revolution」のコード名で呼ばれていた。
「ウィー」と発音するこの名前は連帯感を想起させ、2つの「i」には2人が並んでいる姿を想像させる意図がある。しかし今のところ、ほとんどのファンにはこの名前が不評だ。
多くのファンは、任天堂に「Revolution」という名前を使い続けて欲しいと考えている。彼らによると、その方がはるかに市場にマッチし、同ゲーム機の特徴的なコントローラを適切に象徴するという。ゲーム機のリリースが近づくのにともない、任天堂は発音を巡る混乱解消を目指してウェブやテレビでのキャンペーン展開に着手する。「バカげている」から「冗談だ」といったブロガーの最初の反応を見る限り、任天堂にとってはこれからが大変なようだ。
(Monty Pythonのコメディー「Knights Who Say Ni」にかけた)「Knights Who Say Wii!」という題名のコメント:「名付け親はMonty PythonのJohn Cleeseか?任天堂はどのゲームマニアにも負けないくらい大好きだが、もうたくさんだ。10年前も『Ultra』64に対する苦情の電話が殺到してゲーム機の名前が変わっている」
--News.com TalkBackへのfakespamの書き込み
「本当にひどい名前だ。任天堂は新しいゲーム機の名前を独りよがりで決めたというのが一般的な意見だ。この愛称は、フランス語の『ウィ』とか、(英語の)幼児語でおしっこを意味する言葉とも聞こえる。任天堂が期待しているような連想はできないが、皆が興奮している理由はそこなのだろうか?」
--Kotaku
「iを2つ並べるのは特に新しい手法ではない。Intelが先ごろメディアセンターPC用の新しいマーケティングコンセプトに採用した『Viiv』(ファイブと韻を踏んでいる)もある。この名称はあまりからかわれなかったが、それはIntel関係者以外でViivの本当の意味を理解している人が少なかったためだろう。だが、2つの『i』が『イー』と『アイ』の2通りに発音できる問題は大きい。マーケティング担当者は、アクセント記号などを作ってWiiやViivを読みやすくする方法もあったのではないか。そうしないで『i』を2つ並べるのは問題を引き起こすだけだ」
--STLtoday.com Tech Blog
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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