jig.jpは4月13日、携帯電話向けのチャットアプリ「jig写チャット」をリニューアルし、PCと連携できるようにしたと発表した。携帯電話からQRコードを読み取ることでユーザー認証をするため、IDやパスワードの入力が不要となる。
jig写チャットは2004年11月1日にサービスを開始した、NTTドコモ向けのチャットアプリ。これまで携帯電話からでないと利用できなかったが、新たにPCからでも利用できるようにした。
具体的には、まず携帯電話上でjig写チャットのアプリを起動し、トップページで「パソコンから写チャット」というメニューを選択すると、端末のバーコードリーダーが起動する。それを使って、jig写チャットのパソコンサイトに記載してあるログイン用のバーコードを読み取ると、自動的にPCのログインが完了し、パソコンの画面が切り替わってチャットに参加できるようになる。jig写チャットのパソコンサイトはAjaxを利用しているという。なお、PCから文字を送信することはできるが、チャットルームの開設などはできない。
このほか、オフラインのユーザーにメッセージが送れる機能や、会話中に記載されたURLをクリックすると、iモードブラウザでサイトにアクセスできる機能も追加した。また、ユーザーの認証に携帯電話の端末IDを利用し、迷惑ユーザーを排除する機能を強化した。これまではユーザーアカウントを認証に使っていたため、一度退会させられた人でも新たにアカウントを作成すれば再び参加できるようになっていた。
jig写チャットの利用料金は無料。現在までの累積ダウンロード数は約4万件で、ユーザーとしては10代後半から20代前半の学生が多いという。
今後はjig.jpの携帯電話向けフルブラウザ「jigブラウザ2β」のプラグインとしてもjig写チャットを提供する考えで、ブラウザを使いながらチャットができるようにしていきたいとのことだ。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」