NEC(金杉明信社長)は2月1日、同社のデスクトップPC「VALUESTAR」シリーズの水冷モデルで、温度が10-15℃程度でPCを起動すると、水冷ユニット内の冷却液循環ポンプから異音が発生するトラブルと、PCI拡張スロットに-12VのPCIボード増設した場合、正常に動作しない不具合があると発表した。
該当製品は、05年8月発売の「VALUESTAR G タイプC」、2005年9月発売の「VALUESTAR G タイプX」2005年9月発売の「VALUESTAR X」。型番、製造番号など詳細は、同社サイトに掲載している。同社では、該当製品の無償修理の受け付けを同時から開始し、2月11日から回収修理を実施する。
冷却ポンプの異音は、冷却液循環ポンプ内のゴム製の弁が低温環境下で硬くなることで、弁開閉時に音が発生することが原因。一方、PCIボードについては、PCI拡張スロットに-12Vが供給されていないため、-12Vを使用しているPCIボードを増設した場合、正常に動作しない。なお、今回の不具合は両方とも製品安全に関わる問題はないという。
修理の内容は、水冷ユニットとPCI拡張スロット搭載基板の交換となる。申し込みは、ウェブサイトと電話で受け付け、部品交換からPCの引き取り、修理後の配送まですべて無料で行う。
電話での修理受付は、「PC相談センター」(電話:0120-86-1462、受付時間:9:00-17:00)で、2月は毎日対応する。
ユーザーへの情報を告知は、同社サイト「121ware.com」に詳細情報を掲載するほか、修理の対象となる製品を購入し、ユーザー登録を行った人に電子メールで無償修理を案内する。
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