コニカミノルタホールディングスは1月19日、カメラ事業、フォト事業における事業構造改革の具体的な計画を検討した結果、両事業を終了することを決定したと発表した。
カメラ事業については、デジタル一眼レフの共同開発で提携したソニーへ、レンズ交換式デジタル一眼レフカメラシステムの一部資産を3月末に譲渡する。コニカミノルタブランドおよびコニカブランド、ミノルタブランドのカメラ・レンズなど関連製品のアフターサービスはソニーへ業務委託し、3月31日をもってカメラ事業を終了する。
フォト事業については、カラーフィルム、カラーペーパーの品種の絞り込みを段階的に進め、2006年度下期末までに生産を終了する。ミニラボについては本年度末までに生産を終了し、メンテナンス・アフターサービスはノーリツ鋼機へ業務委託する。販売体制については、段階的に販売会社の統廃合を進め、2007年上期末までにすべての営業活動を終了するとしている。
また、2007年上期末までに、全世界の同社グループの従業員3万3000人から早期退職の募集を含め、3700人の人員削減をする。
なお、今回の事業構造改革にかかわる費用は、2005年度の業務予想に織り込み済みとしている。
また同日、取締役会において、役員の異動が決議された。太田義勝氏(現取締役 代表執行役副社長)が取締役 代表執行役社長に、岩居文雄氏(現取締役 代表執行役社長)が取締役 取締役会議長に就任する。就任予定日は4月1日。現取締役 取締役会議長の植松富司氏は、3月31日をもって取締役会議長を辞任する予定。
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