ラスベガス発--Soren Lundをはじめとする数百人が、今週当地で開催されているConsumer Electronics Show(CES)との連動企画「Digital Experience」に集まった。ベラッジオリゾートホテルで開催されたこの一夜限りのイベントには、Hewlett-Packard(HP)、ソニー、松下電器などが参加し、自社のデバイスや製品を大々的に売り込んだ。
Sorenが宣伝していたのは、Legoの「Mindstorms NXT」。精巧で拡張性のあるロボット開発キットで、子供用玩具とされている。
Legoのテーブルでは、立ち寄った人たちが、Mindstormsをじっと見た後で、それが機能を完備したLegoブロックのロボットだと気付くということが数分ごとに繰り返されている。
しかし、このプラスチック製のブロックで作られたロボットは、プログラム可能なコントローラーを内部に装備している。Mindstormsは、2006年8月に発売が予定され、価格は249ドルである。このキットを買えば、数え切れない種類のロボットを作ることができる。単純な二足歩行ロボットも素晴しいが(Sorenによれば、二足歩行ロボットさえも作るのは困難と長年考えられていた)、外部刺激に反応するサソリ型ロボットはさらに驚異的だろう。
Mindstormsのロボットには4つのセンサーがある。目の機能を果たす超音波センサーに加えて、光センサーや音センサー、そしてタッチセンサーが含まれている。さらにBluetooth通信をサポートしているので、Bluetooth対応デバイスでのコントロールが可能だ。また、ロボットがBluetooth対応デバイスをコントロールすることもできる。
例えば、SorenはBluetooth対応電話機を使ってロボットの動きを指示する方法を実演した。また、ロボットが移動中に何かにぶつかった時、電話機に信号を送り、デジタル写真の撮影を指示するようにプログラムされていることも実際に見せた。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス