Apple Computerは米国時間26日、iBookとMac Miniの新モデルを発表した。
今回の変更では、より大容量のメモリが搭載されたほか、一部のモデルには内蔵のワイヤレス技術がデフォルトで含まれるようになった。
2つの製品を比べるとiBook G4シリーズに対する変更の方が大きく、スクロール対応のトラックパッドや、落下時にハードディスクを保護する緊急モーションセンサが搭載された。新しいiBooksは、最大1.42GHzで動作するPower PC G4プロセッサを搭載し、メモリは512Mバイトへと倍増している。
新しいiBooksには、メモリの増量に加え、AirMac Extreme--54Mbps 802.11g Wi-Fiネットワーキング技術とBluetooth 2.0ワイヤレス機能も内蔵されている。同ワイヤレス機能は、AppleのワイヤレスキーボードやマウスなどBluetooth 1.2対応デバイスとも互換性がある。
新モデルの価格は、12インチの画面と1.33GHzのPowerPC G4を搭載するiBookが999ドル(税込11万9800円)で、14インチ画面を搭載する1.42GHzモデルは1299ドル(税込14万9800円)となっている。
また、新型Mac Miniシリーズもメモリが倍増され、全モデルに512Mバイトのメモリが搭載された。価格は1.25GHzのPowerPC G4チップを搭載したMac Miniが499ドル(税込5万8800円)。
さらにAppleは、1.42GHz版Mac MiniにAirMac ExtremeとBluetoothワイヤレス機能を内蔵し、これを599ドル(税込6万9800円)で販売する。またDVD/CD作成機能を持つSuperDrive搭載モデルは699ドル(税込8万1800円)となる。
新モデルはすべて販売が開始されている。
AppleのDavid Moody(Mac製品担当ワールドワイド・マーケティング・バイスプレジデント)は、「Macビジネスは全体的にかなり好調だ」とインタビューのなかで語った。
Appleは今月はじめ、予想を上回る前四半期決算を公表しながら、今四半期については一部アナリストの予想を若干下回る見通しを示していた。
同社は、Intelチップへの移行計画に関連した売上の減速は感じていないという。だが、CFO(最高財務責任者)のPeter Oppenheimerは、Appleが「慎重な見方」をしていると語った。また、Intelプロセッサへの移行を控えてMacの売上が好調を維持するかどうかは今四半期終了後にさらにはっきりしてくる、との考えも示した。
今回の変更により、iBookが機能的にはPowerBookのローエンドモデルに近づいたが、Appleでポータブル製品を担当するうDavid Russellは、iBookの改良によってPowerBookの売上が落ちるとは思っていないと述べている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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