東芝と松下寿電子工業は1月21日に、小型ハードディスク装置(HDD)の製造・開発に関して協力関係を結ぶことで合意に達した。両社が同日明らかにしたもの。
対象とするのは、1.8型と2.5型のHDD。この契約に基づき東芝は、松下寿電子にHDDの仕様を開示する。松下寿電子はインドネシア松下寿電子ペリフェラルズ(MKPI)で、4月より東芝向けに1.8型HDDの生産を始める。2.5型については、2003年後半をめどに開始する予定。この提携により生産されるHDDはすべて東芝ブランドで販売するという。
東芝はこれまで、モバイル・ノートパソコンやモバイルAV製品向けの小型HDDを開発・製造してきたが、この提携により自社の小型HDD事業を強化するという。「高度な製造技術や製造ノウハウを持つ松下寿電子の製造力を加える」(東芝)
両社は将来、製造技術だけでなく設計分野でも協力していく意向である。
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