Apple Computerは、一部のiPod向けに、最大音量を制限できるようにするソフトウェアアップデートをリリースした。
ビデオiPodとiPod Nanoの全モデルに対応するこの無償アップデートには、ペアレンタルロックオプションも用意されている。この機能を使えば、保護者は音量制限を設定した後に、その設定を暗証コードでロックでき、子どもが親の知らないうちに最大音量を上げることを防げる。
今回の措置は、先ごろワシントンで行われた聴聞会を含む、一連のニュースや調査報告などを受けてとられたものだが、これらのニュース等ではMP3プレイヤーを長時間大音量で聴かないよう人々に注意を呼びかけていた。
同社はまた、フランスでは最大音量を100デシベルに抑えながら、米国のiPod購入者に対しては聴覚障害を予防するための適切な措置を執らなかった、と主張する集団代表訴訟も起こされている。
AppleのGreg Joswiak氏(ワールドワイドiPod製品マーケティング担当バイスプレジデント)は声明のなかで、「(デジタル音楽プレイヤーに対する)注目が高まるなか、われわれはユーザーが自分で最大音量を設定できる使いやすいオプションを提供したいと考えている」と述べている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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