ソニーが、Blu-ray規格の高解像度DVDドライブを搭載するいくつかの新製品を発表した。しかし、これらの製品の発売は「PLAYSTATION 3」と同様、しばらく先のこととなりそうだ。
同社は米国時間16日、「BDP-S1 Blu-ray Disc Player」と録画可能なBlu-rayドライブを搭載するデスクトップPC「VAIO RC」、そしてPC内蔵用のBlu-ray Discドライブを発表した。ソニーの資料によれば、プレイヤーは7月に発売予定だが、デスクトップと未公開のBlu-rayドライブ搭載ノートPCは「初夏」までに出荷される予定だという。
Blu-ray Discは従来のDVDメディアよりもデータ保存容量が多いため、高解像度のコンテンツを収められる。しかし、Blu-rayは、高解像度コンテンツの録画フォーマットの地位をめぐり、HD DVDと競合している。このフォーマット争いは、25年前のVHSとBetamaxの争いの時と同じく、消費者の購入意欲をくじくおそれがある。
ここ数週間、ソニーの押すBlu-rayの勢いは多少停滞気味だ。同社は今週、「PLAYSTATION 3」の発売を11月まで延期すると発表し、その理由としてBlu-ray Discの規格策定の遅れを挙げた。また、東芝は「CeBit」トレードショーで、HD DVDドライブを搭載したノートPCと専用プレイヤーを発売すると発言していたが、これはソニーのVAIOやBDP Playerの発売予定日より前になりそうだ。
ソニーによると、BDP-S1プレイヤーの価格は1000ドル前後となるという。また、VAIOデスクトップは2300ドル前後だが、25GBのBlank BD-REディスク(書換可能、25ドル)を無料で付属する。PC内蔵用ドライブ「BWU-100A」の価格は追って発表される。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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