MacintoshファンがIntel MacにWindows XPを読み込ませることに成功し、約1万4000ドルの賞金を手にしたようだ。
ここ数日の間、「narf」というハンドル名を使うある人物が技術的に困難な偉業を達成したとの話が流れていた。Flickrには写真も掲載され、大きな議論が巻き起こっていた。しかし、narfの手法を再現しない限りコンテストの終了を正式に宣言することはできなかった。
だが米国時間16日、このコンテストの終了が宣言され、優勝者が発表された。
コンテストのウェブサイトには、「コンテストは終了しました。詳細はまもなく発表します」という短いメッセージが表示されている。
Apple Computerが初のIntelプロセッサ搭載Macを発表した直後に始まったこのコンテストは、個人や企業の寄付金を集めて賞金を用意した。
現在では、MacもWindowsも同じIntelチップで動くようになっているが、起動の際の仕組みが異なることなどから、Intel MacにWindowsを読み込む作業は簡単ではないことが判明していた。次期バージョンのWindows「Vista」ではこれが簡単になると期待されたが、VistaをMacで起動するのもそれほど容易ではないかもしれないと、先週Apple幹部が語っていた。
このコンテストでは、今月末を過ぎると賞金はEFF(電子フロンティア財団)に寄付されることになっていたが、期限を目前にして勝者が決定した。
このコンテストは、新しいIntel Macが手元にあるWindows PCの代わりにならないか、と考えたColin Nederkoornが、自分のポケットマネー100ドルを出して開催した。コンテストのルールによると、今後このソリューションを発表する権利は同氏のウェブサイトにあるという。このソリューションはダウンロード可能になるようだが、16日の同サイトにはトラフィックがかなり集中していた。
この件について、Appleの関係者からコメントを得ることはできなかった。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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