NEC、NECデザイン、日本SGIの3社は3月3日、人の感情をLEDの光色で表現するフィーリング・コミュニケーター「言花(KOTOHANA)」を共同開発したと発表した。
「言花(KOTOHANA)」 |
KOTOHANAは、花形の端末にLEDとマイクを組み込んだもので、2つの端末がセットになっている。端末のマイクで入力された音声の感情を解析し、発話のリズムから「喜びは黄色」「哀しみは青色」「平常は緑色」「興奮は赤色」といった具合に、色の変化で感情を表現する。端末同士は無線LAN等により接続されることを想定しているので、離れたところでも話者の気持ちが分かるという。
感情認識には日本SGIが事業提携しているエイ・ジー・アイと共同開発した、感情認識エンジン「ST:Sensibility Technology、感性制御技術」を応用したものが採用されている。今回の共同開発モデルは、感情認識の効果を実証するためのコンセプトモデル。STはKOTOHANAに接続されたパソコンに組み込まれ、マイクによって音声を入力している。同モデルは3月6日から15日までドイツのハノーバーで開催される「CeBIT」に出展される予定だ。
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